【史跡お見守り隊】新春須崎ひとり田舎旅

須崎のために、須崎に行くのははじめてだ。

新年あけましておめでとうございます。

高知県須崎市にやってきました。私にとって須崎は遠い町です。

そしてよくわからない土地です。

なぜならば何度も須崎の町を運転中に迷子になったことがあるからです。

なのでどちらかといえばそんなに良い印象は無いですね。

ではなぜ須崎にやってきたのか。

1月7日が最後の冬休みだからです。

最初の目的地を、すさきまちかどギャラリー として須崎の研鑽に努めたいと思います。

 

車を停めた場所は、須崎市立市民文化会館の第3駐車場。

第3まで駐車場があるなんて、須崎市はパワーをもっていますね。

小さな浜辺があったので、まずはビーチコーミング。

ビーチコーミング情報

場所:須崎市立市民文化会館の第3駐車場

小さな牡蠣殻が多いなぁ。

というのが一番の感想です。

こういう場所にはあまりキレイな貝殻ってないんですよね。

牡蠣殻と貝殻が擦れて、欠けているものが多かったです。

成果物はタイルの欠片。

青色がキレイなので、写真撮影の小道具で使うことにしましょう。

須崎の町は大きな港町でした。

ビーチコーミングはほどほどにして、須崎の町を散策することに。

古くから栄えている港町なので、土佐久礼や佐賀の港町よりもずっと大きいです。

港町特有の狭い路地。

その距離はどこまでも長い。

たどり着く先は、港かよくわからない場所。

ハリウッドたかの。

パチンコ屋かと思っていましたが、

調べたところ化粧品専門店でした。

すさきまちかどギャラリーに到着。

須崎の町の発展に大きく寄与した三浦家の元邸宅を活用した文化交流施設です。

じぶんにないものを“若い”と言うのはやめにしよう。

すさきまちかどギャラリーに来た理由は、marchyさんの個展『HOPE』を見るためです。
ご自身のアニメーション作品『HOPE』のタイトルにちなんだ展示で、新年からとてもよい刺激になりました。

■marchy

marchyさんのキャラクター、QueeNちゃんが好きです。

魚市場通りは、ねこ街道

「猫に餌をあげるな」という張り紙があるところには、ねこがいる。

すさきまちかどギャラリー をえっちらおっちらと出て、トンビの声が聴こえる方へ歩いてみたところ、魚市場通りにたどりつきました。
須崎の町は、大きな港町。

古くから栄え、すさきまちかどギャラリーも酒造、製紙業、金融業などを営んでいた三浦さん仕事場の事務所と母屋を改築したもの。

豪商が生まれるほど、交易が盛んだったのです。

近所のお婆ちゃんによると子どもの頃はよくお使いにこらされていたようで、「ここらの人たちは、みんな三浦さんから土地を借りて、田んぼを耕してレンタル料(加地子)を払っていたのじゃよ。」と仰っていました。

それ以外の情報は得ることができませんでした。町娘と豪商の家とのつながりは希薄だったのでしょう。

話を戻すと漁獲量は現在でも豊富なので魚市場も大きいですね。

ねこがたくさんいました。

野良猫も多いですが、さくら耳のねこも見られました。

須崎は地域猫活動が盛んな土地でもあります。

「ジンデ、逆さによんだらデンジだな。」

ねこを眺めたあとは車に乗り込み、安和(あわ)へと向かう。

すさきまちかどギャラリー で出会ったジンデ池生物研究所の方からもらった地図をたよりに。

ジンデ池には生物研究所があって高校2年生の植村さんが所長をつとめているらしい。

これはどんなフィールドか見に行くしかない!

イベントもあるみたいです。

これは参加しなければ。

すさき道の駅を通り過ぎ、四万十方面へ至る下道を進むと峠の頂上にミカン屋がありました。

大崎みかん店です。お土産のポンカンを購入。

駐車場からの景色は絶景。

山の方に目を向けると、山の斜面一面にポンカンとビワの木が植わっていました。

ビワの産地でもあるんですね。食べてみたいです。

峠を下ると小さな港町がある。そこが安和。

はじめての土地なので釣具屋さんで情報収集。

「安和海岸を背にして、山へ向かうと吉兆がある。」

と言われたので従うと、ポツンと湿地がありました。

なんとジンデは「神田」と書くのです。

湿地は地形の中ではデリケートな方なので古くからある湿地は珍しいです。

地域に根付いた場所で、安和地域の人たちが管理しているみたいです。

すごいぞ、ジンデ池。

応援するぞ!ジンデ池生物研究所!

チャイをしばいてお家にかえろう。

「神田墓地とか墓地のなかの墓地じゃーん!」

みたいなことを思いながら、安和にはサヨナラ。

海沿いを走る320号線を通って帰路へ向かいます。

釣りをする人と、たぶん何かの能力者の方。

火曜サスペンスみたいな場所です。

320号線は初めての場所。わくわくします。

能力者の方が眺めていた風景。

天使のはしご。

320号線は絶景ルートです。

好きになりました。

土佐久礼を越え、四万十町にある太陽の眼で休憩。

チャイを飲んで一休み。お家まで残り50キロ。

帰るのが嫌になるくらい遠いですが、須崎に行ってよかったです。