【ししとうの栽培】圃場の準備〜定植。植え方の注意点や病気・害虫の予防など|ヤイロチョウ農園

12月下旬〜1月|圃場選び、耕起、土作り

①圃場選び

どこの畑または田んぼで作るのか決めないといけません。

ヤイロチョウ農園の場合は以前はもち米をつくっていた田んぼを荒らしていたので、そこを利用することにしました。

朝日が当たる圃場が良いみたいですね。

②荒だたき

とりあえず一度トラクターで耕しました。

雑草を枯らしたり土壌を風化させる作業です。

このときにスギナ(つくし)の根っこがあれば徹底的に除去することをオススメします。

私の場合は「大丈夫だべ」と思って適当にやったら、マルチを持ち上げるほど大量に生えてきました。ものすごい生命力です。

③土作り

完熟堆肥をまいて土壌の基礎を整えます。

堆肥の施肥量は1aあたり300kgを目安にしました。

土壌検査

牛糞堆肥の散布

作業内容まとめ

3月下旬〜4月上旬|施肥・畦立て、土壌消毒、マルチ・支柱・資材設置

施肥

土作りは定植の2ヶ月前。

施肥は早めにやっても雨で流されてムダになるので定植の1ヶ月前を目安にしてやりました。

レシピはこちらです。

元肥

肥料名 施肥量(kg/a) 購入量 費用
園芸有機配合777 30 20kg×5袋 16540円
苦土石灰 20 20kg×1袋 595円
ようりん(粉) 4 20kg×1袋 1830円

これで良いのやら悪いのやら分からずに指導員さんからもらった栽培マニュアルを基準にしました。

苦土石灰の施肥

元肥の施肥

 

畦立て

マニュアルには垣根仕立ての場合、畦幅は1mとありました。

しかし圃場を計測したところ、1mだと100本植えることができなさそう・・・。ということで80cmでいくことにしました。

 

土壌消毒

連作をする場合は必要みたいですね。

私の場合は長らく作付けしていなかった所なのでよしとしました。

ただ動噴の試運転をかねて、おまじない程度に30倍に水で薄めた竹酢液を100L散布しました。

マルチ・支柱・資材設置

防風ネット張り

強風や台風からししとう達を守るために防風ネットを張っていきます。

前もってコンクリート畦にハンマードリルで穴をあけ打ち込んでおいた鉄筋。

それに父親がもらってきた有線放送のワイヤーを巻きつけていきます。

そしてそのワイヤーにちまちまとシワにならないように防風ネットを張っていきました。

こういう作業は針金を簡単にクリクリっとできるハッカーがあると助かりますね。

潅水チューブ&マルチの設置

4月11日に作業を行う予定でしたが畝立てをしてから雨が降っていませんでした。

畝立てをして雨に当てずにマルチを張ると、大雨が降った次の日などに土が沈みこんでマルチがブカブカになるのでよくない。

ということで雨を待つことにしました。

潅水チューブは農作業ヘルパーに行っていたピーマン農家さんから貰ったものを使用。

潅水チューブの設置

潅水チューブは畝の両肩に沿って敷いていきました。

落ちてしまわないようにアーチ型にした針金で少しだけ固定しています。

マルチ張り

マルチは畝の天板をなるべく真っ直ぐになるようにしましょう。

凸凹しているとそこに雨が溜まって良くないそうですね。

マルチの穴あけ

自作したスーパーマルチ穴あけ機でどんどん開けていきます。

これは缶を変えれば穴の大きさを変えられるスグレモノです。

炭の熱で溶かして開けていくので力いらずで楽ちんです。

栽培マニュアルによると株間は90cm〜100cm程ということですが、

圃場が狭いため85cmの間隔でいくことにしました。

杭打ち

一番たいへんな作業です。

どうにかして楽をできないか?そればかり考えてしまいます。

杭は畦の長さに合わせて2.5m〜3m間隔で立てていきます。

 

4月下旬〜5月上旬|定植

「定植前日に植え穴を掘って十分に潅水」と栽培マニュアルにはありますが、前日に雨が降ってくれたのでこの作業は省きました。

風があると苗が弱ってしまうので、無風の日を選んで植え付けをしたかったのですが、定植日は生憎の強風。

やばいなぁ・・・と思ったのですが天気予報を見たら翌日の方が風が強そう。翌々日はさらに強そう。

ということで強行することにしました。

病害虫防除

青枯病とアブラムシ・スリップスを予防するためにオリゼメート粒剤とアドマイヤー1粒剤を植え穴にパラパラとまいて混ぜくります。

アドマイヤー1粒剤 1g〜2g/株 3kg   2,399円
オリゼメート粒剤 5g〜10g/株 950g 1,458円
ネキリムシの防除もしっかりやりましょう!
ネキリムシの防除はやらないとだめだよなぁ・・・と思っていました。
病害虫防除農薬一覧表を見たら【ダイアジノン粒剤5】という薬がししとうに対応していました。
しかし!

○ダイアジノン粒剤5
処理量 :4〜6kg/10a
使用時期:播種時又は定植時
備 考 :全面土壌混和

とあるんですね。
ん?全面土壌混和?マルチ張ってるのに??
処理量は植え穴にまく設定になってないよね?
処理量は絶対に間違えたくないので、近所のししとうを栽培している方に聞いたところ、
「うちはやってないよ〜」
と言われたので「そうなんだ(*^^*)」と、あまり農薬は使用したくない気持ちも合わさってやらないことにしました。
後日・・・

かなり落ち込みましたねぇ。
成長がかなり阻害され、収量も他と比べると比べ物にならないくらい少ないです。
「よそはよそ、うちはうち」の精神は大切だなぁと身にしみました。

定植の向き

届いた苗はバンザイした感じで、第一分枝が可愛らしく伸びています。

垣根仕立ての場合は、バンザイの腕にあたる両枝が畝と平行に植える必要があります。

浅植え

病気を予防するために浅植えをしました。

だいたい2cmくらい表面に出して植え付け。

しっかり埋めた方がいいのでは?と思うのですが指導員さん曰く、

「極端に言えば半分くらい出してもいける」みたいです。

接ぎ木の場合は接合点から上に土を被せないようにしましょう!
接ぎ木の場合は病気に強い品種と生産に向いた品種を接合させています。
植え付けた後で接合点より上に土を盛ってしまうと、病気にあまり耐性の無い方から根っこがでてきたりして接ぎ木の意味がなくなってしまうので注意が必要だそうです。
ちなみに今年は「台助×葵」の苗を注文しました。

支柱と苗をテープナーで固定

定植最後の作業です。

プスプスと支柱を差していきます。

麻ヒモなどで結びつけていってもいいのですが、運良くテープナーを借りることができたので楽をすることができました。

お金に余裕ができたら絶対に買います。

まとめ

長いようで短かったししとう農家への道のり。

右も左も分からず、いろいろな人に聞きながら作業を進めました。

参考になるか、ならないか分かりませんがヤイロチョウ農園の応援をよろしくお願いします!

またアドバイスなどがありましたら、コメントして頂けると嬉しいです。