【はじめての接写リング】キノコの為のエクステンションチューブ VILTROX DG-M43【使い方と撮影テスト】

はじめての接写リング(エクステンションチューブ)

※接写リングもエクステンションチューブも同じ意味です。

 

キノコの観察会に参加する予定があったので、マクロレンズの登場だ!

といきたいところでしたが、あいにく手元に無い。購入する軍資金も無い。

という事でずっと気になっていた接写リングを購入しました。

普通のレンズがマクロレンズに変身する不思議なアイテムです!

これを装着すると最短焦点距離がかくかくしかじかで、いつもより寄れるようになります。

本体とレンズの間にかまして使用します。

VILTROX DG-M43

Amazonでレビューが多かったものをポチってみました。

VILTROX DG-M43

箱のデザインは思ったよりしっかりしています。香ばしくないです。

何かに合格しているみたいです。

接写リングと説明書、乾燥材と合格証が入っているだけです。

質感はチープです。

しかしチープすぎるよ!

というワケではありません。

 

グラつきは思ったよりはありません。

けっこうガッチリしています。

だたまったくないか?といえばそうではないです。

つまり値段相応ですね。

接合部の作りはしっかりしているので、

そこから光が入ったりするくらいのグラつきではありません。

10mmと16mmのリングに分けることも可能です。

レンズが挟まっていない、ただの筒ですね。

なので基本的に画質が劣化する心配は少ないと思います。

撮影テスト

さっそく撮影してみましょう!

カメラはLumix DMC-G7(初代)

レンズはLUMIX G 25mm/F1.7 ASPHです。

普通に撮影

まずは何もつけずに撮影。

ゾウさんのメジャーを被写体に選びました。

ボタンにピントを合わせています。

オートフォーカスも使えますが、接写リングを装着した場合被写界深度が浅すぎて使い物にならないので、

マニュアルモードで撮影しています。

ISO感度は1600です。

 

f1.7
f8

 

LUMIX G 25mm/F1.7の最短焦点距離は25cmです。

定規をレンズ先端に置いているので17cmくらいとちょっと短くなっていますが、

これくらいの距離感がレンズ単体で一番寄れる距離です。

VILTROX DG-M43 10mm

接写リング10mmを装着して同じ距離で撮影してみました。

ピントが全く合いません。どんなにF値を上げても、ピントリングを回しても合いません。

f1.7

 

f8

最短焦点距離

ピントが合う位置まで移動させました。

f1.8
f8

レンズ先端から、だいたい5センチくらいです。

最長焦点距離

では最長焦点距離ではどうなるのでしょう。(こんな言葉はないと思いますが・・・)

接写リングを装着すると無限遠の距離にはピントが合わないので、上の位置で撮影してみました。

f1.8
f8

ちょっと離れることができました。

寄れることが接写リングの利点ですが、寄りすぎた場合に距離を置けないのが欠点です。

10mmの場合は1cmくらいの余白があるみたいですね。

VILTROX DG-M43 16mm

最短焦点距離

f1.7
f8

16mmだとググっと寄れますね。

最長焦点距離

f1.7
f8

数ミリ遠ざけることができました。

16mmとなると、ほんとうに決まった距離にしかピントが合わないので使いづらいです。

VILTROX DG-M43 26mm

2つをくっつけて撮影してみました。

最短焦点距離

f1.7
f8

26mmだと面白いくらいに寄れます。

しかし普通に使ったらカメラの影が入ったりするので、使いづらいです。

最長焦点距離

f1.8
f8

26mmとなると、本当に決まった位置にしかピントが合いません。

しかも被写界深度がかなり浅いので、手持ちの撮影は困難を極めます。

接写リングで撮影したキノコ

すべて10mmのリングを装着して撮影しました。

接写リングを装着したら、文字通り接写しかできなくなるので、小さいキノコを撮影する分には問題ないですが、

ちょっと大きなキノコの場合(全体を映したいからちょっと遠くから写したいな・・・)と思ってもそれができないので歯がゆいです。

ただ傘の裏など、微細さ構造を大きく写せるのでとても楽しいですね。

まとめ

お金をかけずにマクロ撮影を試してみたい方や、お気に入りのレンズで接写がしたい方にとっては面白いアイテムだと思います。

ただ接写しかできないというデメリットはかなり大きいです。

遠景を取りたくなったら、いちいち外さないといけない。

室内ならいいと思いますが、野外だとちょっとメンドクサイです。

万能なアイテムではないので、割り切って使う分には、写真が楽しくなるものだと思います。