パパは門松メイカー/門松の作り方と飾り方【四万十市】

今日は12月28日。

年の瀬です。

父親に「門松を運ぶから手伝ってくれ。」

と雇われました。

(素人が作った門松なんか運ぶのに人手がいるんか?)

と思いながら13時に指定された場所に行ってみました。

倉庫に入ったら立派な門松が保管してあってビックリ!

年末になると父親の仲間の門松メイカーの方と2人で作っているのは知っていましたが、

現物を見るのは初めてです。

軽トラに積み込むために持ってみたら重たい!!

土台がシイやカシの木の束なので1人で持てる重さではありませんでした。

そりゃ人手がいるわ・・・。

門松ってどうやって作ってるの?

門松ってたまに見るけど、どうやって作ってるか分からない・・・

ということで飾り付けしているのを見学しながらあれこれ聞いてみました。

土台をつくる。

まずは土台を作る必要があります。

なるべく真っすぐなシイ・カシの木を山から切ってこないといけません。

父親は11月から準備を始めていました。

孟宗竹も必要です。

飾り用の竹はスライド丸ノコでカットされています。

梅やナンテンを活ける用の竹も必要です。

土台ってどう作ってんだろう。

土台ってどうやって作ってんだろう。

私が行ったときには、土台までは出来上がっていたので作り方が分かりませんでした。

木と竹を束ねたまま、ツルで縛るって難しすぎないか・・・?

と思っていたらリースみたいなものを発見。

なるほど!

先に輪っかを作っておいて、そこに差し込んでいくのね。

リースの素材は葛(クズ)だそうです。

中に固めのワイヤー線が入っています。

飾り付けをしよう!

クマザサ

木と木と隙間にクマザサをさしていきます。

ミニマル門松。

都会のオシャレなデザイン事務所とかに似合いそうです。

門松といえば松!

ということで松を活けます。

オス・メス両方の松が必要です。

雄花
雌花

小さくカットした松もぐるりと活けます。

ナンテン

難を転じるでお馴染みのナンテンです。

ナンテンの赤色が入ることでグッと門松感が増します。

ロウバイ

ロウ細工のような黄色い花を咲かせる、ということで蝋梅(ロウバイ)だそうです。

梅の仲間ではないみたいですが、梅みたいないい香りがします。

葉っぱは手でちぎりました。

梅の木も活けます。

ユズリハ

正面中央にユズリハを活けます。

新芽がでると古い葉っぱが譲るように落葉するので、ユズリハ、だそうです。

日本では縁起の良い樹木とされています。

ユズリハが入ることで土台の上面が隠れて、いい感じになります。

センリョウ赤・黄

赤色と黄色のセンリョウを活けたら完成です。

飾り付けを見ていて思ったんですが門松って生け花なんですね。

門松の置き方

門松の配達に行きました。

オスの松が右。

メスの松が左だそうです。

知らなかった・・・。

 

玄関前に置くと華やかになって、門松も良いもんだなぁと思いました。

大きな生け花を玄関先に飾るというのも粋なものですね。

なんとなく作り方が分かったので、時間があればチャレンジしてみたいと思います。