Premiereで講演会に字幕を!Photoshopとエクセルを使ったテロップの作成方法

文字起こしが終わったら。

講演会の文字起こしがやっと終わりました。

 

ワードにして20ページという結構なボリューム。

これをいちいちコピぺしながら、動画に貼り付けていくの・・・?

地獄じゃないか・・・。

と思ったので、やり方を探してみたら良い方法が見つかりました。

参考になればいいなと思ったので、忘備録として自分なりのやり方をご紹介します。

 

使用したソフトなど

  • Word
  • Excel
  • Photoshop
  • Premiere Pro
  • ファンクションボタン付きマウス

作業の流れ

  1. Wordで文字数を整える
  2. Excelで流し込み用のデータを作成
  3. Photoshopのデータセット機能を使って、大量のPSDデータを作成
  4. Premiereで再生しながら字幕を配置&修正

Wordで文字数を整えよう

字幕の一行に何文字入れるのか決めないといけません。

プレゼン動画で世界的に超有名なTEDの字幕ルールを見ると1行の字幕の上限が21文字とあります。

だいたいそれくらいに合わせるようにした方が良いと思います。

TED字幕ルール早見表
字幕1枚の表示時間 1~7秒
1秒あたりの字数の上限 10 文字/秒
字幕1枚の行数の上限 2行
1行の字数の上限 21 文字
字幕開始タイミング 発声から100ミリ秒以上先行しない
改行位置 意味的なまとまりを切らない
字幕1枚の行のバランス なるべく均等に
字幕の構成 ある文の末尾と次の文頭を1つの字幕にしない(一方が完結している短文なら良い)
文の分け方 字数制限を超えない限り、1文を細かく分けすぎない
音の表記 (丸括弧で囲む)
画面上の文字の文字起こし [角括弧で囲む]
句読点 読点の代わりに半角スペース、句点の代わりに全角スペースを使う

引用:TED翻訳ガイドライン

フォントの確認

1行21文字。

2行で42文字になるようにしたいので、

ワードの1行の文字数を変更する必要があります。

がその前にフォントを確認しましょう。

MSPゴシックやMSP明朝などの、【P】が入っているフォントはプロポーショナルフォントといって、

文字ごとに幅が異なります。これだと文字数制限がうまくいかない可能性がありますので注意が必要です。

おすすめのフォント

  • 游明朝 (日本語と数字のみ)
  • メイリオ (日本語と数字のみ)
  • MS ゴシック
  • MS 明朝

1行に入力できる文字数の設定

1行21文字でやってもいいのですが、字幕は2行で表示させたいので42文字で設定します。

※WordはWord for Mac 2016を使用しています。

現在は1行が36文字の設定になっています。

余白を狭める

まずは余白を狭めましょう。

一行の文字数を変更する。

【形式→文書のレイアウト】の順番でクリック。

【文字数と行数を指定する】を選択。

文字数を【42文字】にします。

文字数の上の()の中の数字が1行に設定できる文字数です。

42文字以下なら余白の設定を変更して狭くしましょう。

1行が42文字になりました。

字幕を意識しながら改行をする。

字幕を意識しながら改行をします。

次の字幕への繋ぎが変にならないか、読みづらくないかなど考えて整えます。

エクセルでPhotoshop用のデータをつくる。

ワードで文章を整えたら、エクセルでPhotoshop用のデータを作成します。

一番右上に【caption】と入力

一番右上に【caption】と入力して、ワードの文章をコピペします。

A1に入れる文字は【title】でも構いません。任意の文字を入力します。

折り返して全体を表示。

セルを右クリックして【セルの書式設定】を選択。

【折り返して全体を表示する】にチェックを入れて【OK】をクリック。

改行して文章を整える。

セルの横幅を21文字に合わせて、読みやすいように改行をしていきます。

21文字いっぱいで行が変わっているように見えても、折り返しているだけで

改行はされていないので注意しましょう。

修正前
修正後

改行は【alt+Enter】の同時押しですることができます。

しかし文章量が多くなると、キーボードでやっていると嫌になります。

私の場合はマウスのファンクションボタンに【alt+Enter】を設定してマウスだけで作業ができるようにしました。

クリックとホイール以外にボタンが付いているタイプのマウスですね。

アプリを使って好きな操作(キーボード入力やホームの表示など)を割り当てることができます。

安いマウスでもボタンがついているものもあるので、お好きなもので良いと思いますが、

Logicoolが使いやすくてオススメです。

CSV形式で保存

字幕用のデータが完成したら、CSV形式で保存します。

【名前を付けて保存】からファイル形式【CSV(カンマ区切り)を選んで保存します。

PhotoshopでPSDデータを作成

※Photoshop CS6を使用

新規作成

動画のサイズに合わせて、新規作成します。

  • ハイビジョンHD)=1280×720
  • フルHD/2K=1920×1080

テキストを作成

テキストツールでバウンティングボックスを作成して、任意の文字を打ち込みます。

このときに文字の大きさやフォントなどデザインを決めましょう。

私の場合は中央寄せにしておきました。

データセットの準備をする。

【イメージ→変数→定義】の順番でクリック。

【テキストの置き換え】をチェックして、名前の欄にエクセルの左上に入力した文字を打ち込み、OKをクリック。

大文字・小文字も判別しますので、全く同じ文字を入れて下さい。

ここを間違えるとエラーになります。

データセット

定義が終わったら【イメージ→変数→データセット】の順番でクリック。

【読み込み】をクリック。

【ファイルを選択】をクリックして、先程保存したCSVファイルを選択。

【OK】をクリックします。

CSVデータが流し込まれました。

データセットの左右の三角ボタンでプレビューすることができます。

【プレビュー】にチェックが入っていなかったら入れましょう。

※文字や改行を間違えていた場合

「あ。間違えた」という場合、このデータはCSVファイルと紐付いているのでPhotoshop上では手直しできません。

またエクセルデータに戻ってやり直すか、保存した後で個別のPSDデータを修正するようにしましょう。

背景の削除

仕上げに背景を削除します。

レイヤーの背景を選択してキーボードの【delete】を押します。

下のような背景になったら成功です。

書き出し

【ファイル→書き出し→データセットからファイル】の順番で選択。

任意のファイル名を入力して、任意のフォルダを指定して【OK】をクリック。

たくさんのPSDファイルが保存されました。

あとはこれを動画に埋め込んでいくだけです。

私の場合は1時間の講演会で500ファイルできました。

動画に埋め込んでいく”だけ”です・・・。

Premiereで配置・調整

Premireで字幕をつけたい動画を開きます。

※Premiereはwindowsのものを使用しています

プロジェクトにフォルダごとインポート

プロジェクトに字幕のフォルダをドラッグ&ドロップしてファイルをインポートします。

1ファイルごとに、いちいちクリックしなくてもいい方法があれば教えて頂ければとても嬉しいです。

動画・音声に合わせて字幕をつけていく。

あとは動画と音声に合わせてPSDファイルを配置していくだけです。気合いだ!

※見やすいように字幕のサイズと位置を変更しています。

スペルミスがあった場合

「あ。間違ってる・・・」

という場合は修正したいファイルを右クリックして、【Adobe Photoshopで編集】を選択。

Photoshopが起動するので、直して上書き保存したら自動的にシーケンスの字幕が更新されます、

適宜修正していくようにしましょう。