だるま夕日レポート2023
咸陽島公園にて
だるま夕日が見られるスポットはいくつかあるみたいですね。
・だるま夕日が見える場所 – 宿毛市HP
私は地理が好きなので、陸繋島が見れる咸陽島(かんようとう)公園を会場に選びました。
キレイなトイレがあって、ビーチバレーができる砂場も設置されている管理された公園です。
日の入り時刻は17時14分
会場に到着した時刻は16時40分頃。
日の入り予定時刻の30分前でしたが、50人以上は人がいたと思います。
バズーカみたいなレンズをつけたカメラもズラリと並んでいました。
この日はお昼から雲一つない空模様だったので期待が高まります。






しかし現実は残酷。
またも雲がかかってしまいました。
しかも太陽に下に、けっこう濃い目の雲がある、
ような気がする・・・。

みんなの期待を知ってか知らずか、太陽が隠れはじめます。
「もうだめだぁ~!」
会場のどこかから声が聞こえてきました。
あきらめる人。
雲のいたずらを逆にほめる人。
ガッカリして笑う人。
あきらめていない人。

いろいろな人の気持ちに答えて、再び太陽が登場。
なんという演出。
「また出てきた!」
そんな声が会場のアチコチから聞こえてきます。
これはワクワクがとまらない。

水平線に近づくにつれ、海に太陽の光が反射されはじめました。
(なるほど、この状態のまま沈むと、だるまになるのか。)と納得。
だるま夕日が見れた!

17時11分。
だるま夕日を見ることができました!
沈みゆく太陽はとてもトロトロ。
大きく育った線香花火のよう。
実際のところ見れると思っていなかったので、感動しました。

1分後にはサヨウナラ。
まとめ
だるま夕日をはじめて見に行って観測することができたので、新年から縁起が良いです。
だるま夕日を見たい方は日の入り30分前には会場へ到着しておいた方がいいかもしれません。
15分前だと場所によっては駐車するのに時間を取られる可能性があります。
だるま夕日が出現する時間はおよそ1分。
あっという間のできごとなので、少しでも遅れたらアウトだということが分かりました。
5分くらいは、だるまでいてくれると思っていたのですが甘かったです。
予想と大きく違っていたのは雲ですね。
上空の雲よりも、遠くにある雲に影響されるということが分かりました。
しかも太陽が沈みはじめると周辺の雲の姿が見えなくなるというのは驚きです。
見ている方からすると突然に雲が現れる感じなので、気象衛星画像のチェックが大切だと思います。
「今日は雲が多い日だなぁ」と思ったら、行かない方が無難かもしれませんね。
会場はとても寒いので防寒対策は必要以上にした方がいいと思います。
寒い思いをして待ちに待って、あげくに見れない可能性がありますからね。
だるま夕日が見れるのか、見れないのか。
そんなドキドキを会場の人たちみんなで共有して、
太陽や雲の動向に一喜一憂する体験はとても満足できるものでした。
だるま夕日が見える場所。
そこには神秘的な自然現象がある。
そして見ず知らずの人たちと不思議な一体感を味わえる瞬間もある、
高知県宿毛市咸陽島公園。
だるま夕日が見たい方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
おわり。
だるま夕日が見れる確率
だるま夕日を追いかけ続けて15年の向井さんによると、コンディションの良い日にだるま夕日が見える確率は大体50%とのことです。