【農家ブランディングまでの道】ビジョンとピジョンはどう違うのか?(ep.8)

第7話解説:

私は領土を宣言した。

よりニッチな世界の一角を指さし、

縄張りを宣言したのだ。

まるで春に訪れたばかりのヤイロチョウのごとく。


曲紹介:Yairocho Rap~First Vibes Ver.~ /MCムラノワカモノ(prod.Yairocho Project)


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パラメーターメニュー

教科書によると、ブランドを起動させるためには14ものDNAの値を設定しなければならないとあります。

14項目のパラメーターを設定するのは大変です。

ゲームでもメンドクサイくらいですよ。

 

使用する教科書はコチラ↓↓

ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと 

 

■設定値

①ターゲット・オーディエンス★

藤原雅人の家族

姿勢:友愛的

媚態:尽くす

方法:全てを表現

② プロダクト・ベネフィット★

エンターテイメント性の特異さが、

ヤイロチョウ農園の強みであり、選ばれる理由

③ ブランド属性とブランド価値★

機能的属性:無駄=スコレ―(古代ギリシャ語)※1

感情的特性:楽しい

ブランド価値:無駄が楽しい

④ ブランド・パーソナリティ★

●コアパーソナリティ

無駄の楽しみ方を知っている人

●サテライトパーソナリティ

ア、「いいんだよ」が言える人

イ、縄張りの主張ができる人

●象徴的なアイコン

哲学者・中島らも

⑤ブランド・ビジョン

⑥ブランド・プロポジション

⑦市場での位置付け★

Fact&Craftsmanship

⑧ブランド・プロミス

⑨ブランド構造

⑩ブランド・エクスペリエンス

⑪トーン・オブ・ボイス

⑫ブランド名称

⑬ブランド・ストーリー

⑭タグライン

⑤ブランド・ビジョン

ご存じ!

ビジョンです。

耳にタコです。

 

ビジョンが必要なこたぁ、わかってるんでい!

 

分かっているけれど、見つからない。

それならば探さない。

 

なぜならば、ヤイロチョウ農園のビジョンを私は知ることができないからです。

ヤイロチョウ農園には、すでに人格が芽生えてしまいました。

パーソナリティには、人格という意味もあるので、

ヤイロチョウ農園の事は、ヤイロチョウ農園にしか分からない。

 

なんだか、ヤイロチョウ農園に人格がある。

と言いつつ代名詞が「ヤイロチョウ農園」では、

あまりにもそっけない。

 

キャラクターを登場させましょう。

ヤイロチョウ農園のメインキャラは誰にしようかなぁ。

全員農家っぽくないんだよなぁ。

あえて選ぶなら、左から2番目のダイコン持っているやつかな。

ダイコン持ってるから、問題ないでしょう!

 

ここで、スロットの真ん中のボタンを押しちゃうわけです。

ヤイロチョウ農園のパーソナルビジョン

ブランドのビジョンを決める前に、

ブランドのパーソナリティをビジョンで示すと分かりやすくなりますね。

画像や動画で共有することは、やっぱり大切ですね。

これもまた、visionです。

 

これから大切になってくるのは、

彼のビジョンです。

ダイコンを齧っている彼が何を考えているのか?

という事に耳を澄まさなければなりません。

 

おそらく彼は「中島らも」は好きでしょう。

風体からして、そう見えます。

上下柄モノ、サイズは大きめ、帽子はニューエラ。

 

この組み合わせは、いささかHipHopです。

ストリートスタイルを彷彿させます。


曲紹介:TERRY THE AKI-06 PV 裏庭独走最前線


HipHopを愛する人間は、往々にしてライブハウスやクラブに集結する習性があります。

ライブハウスやクラブという場所は、コミュニケーションの場所なので、

様々な会話が行われています。それぞれの思惑については語りません。

思惑は語りませんが、ライブハウス等はアウトローな側面も持ちあわせているため、

一般的に忌み嫌われるような退廃的・無頼的な情報の交換も、

活発的に行われていることは事実です。

 

取り扱われる情報交換に市場という概念を持ち込むと、

株価のようなグラフが頭に浮かびます。

平均な高値で取引される情報、つまりコンテンツですね。

その一つ、いえ、1人なのが中島らもさんです。

 

中島らもさんのファンはとても多いです。

なので、ヤイロチョウ農園の彼も、中島らもさんが好きでもおかしくはない。

と仮定することができます。

 

こう考えると間違った選択とは言い切れません。

なぜならば、ブランド・パーソナリティとマッチしているのですから。

 

 

続いてヤイロチョウ農園の彼を哲学者と結びつけます。

 

生態系を見る限り、万物はネットワーク構造をしており、

それぞれが縁起という形で結びついているんですね。

そのサイズは宇宙まで及びます。

なのでこの結び付けの作業に不可能という文字はありません。

 

まず最初に、

彼が着ている柄物の服は、

彼の91歳のおばあちゃんから貰ったものです。

しかもおばあちゃん自らが縫った、特別な服なのです。

孫である彼は、それを着ている。

普通の若者なら「流行りではない」と顔をしかめる、

そのような服を、平然と着こなし大根を齧っているんです。

帽子は、彼のお友達から貰ったものです。

スリッパはホームセンターで購入した500円くらいの草履です。

下着は100円均一で購入したパンツを身に着けています。

アクセサリーの類は身につけておりません。

全身600円男です。

そいつがカキの木の下でダイコンを齧っている。

野良犬のような男ですよ。

 

野良犬といえば、古代ギリシアの犬儒派(けんじゅは)ですね。

「人生の目的とは自然に与えられたものだけで満足して生きることにある」

という思想を持った人たちの集まりです。

コミュニティやネットサロン的なモノでしょうね。

 

ソクラテスの弟子たちの中で最も重要な弟子の一人であったアンティステネスから犬儒派の物語が始まりました。

そして、時の流れの中で一人の男が現れました。

 

ディオゲネスです。

 

「人生の目的とは自然に与えられたものだけで満足して生きることにある」

 

犬儒派の思想を体現するために、本当に犬のような生活を送った哲学者です。

宴会中の人たちがディオゲネスを犬に見立てて、からかって骨を投げつけると、彼は犬のように片足を上げて彼らに小便を引っ掛けた。

こんな逸話のある、野良犬男です。

 

まるでヤイロチョウ農園の彼は、哲学者ディオゲネスのようではありませんか。

中島らもさんが好きということは、本を読むことも好きでしょうしね。

哲学といえば哲学書。中島らもさんは作家で本を書いています。

 

ここで哲学者と中島らもが結びつきました。

素晴らしい。

 

こんなごり押しでいいのでしょうか?

パーソナル・ビジョンから最初のひと声

ええんやで。

やっぱり、プログラム通りの事を言いますね。

成功です。

 

名前をまだ決めていませんでしたね。

この写真は私の写真なので、Factを尊重して

「やまさきたくと」にします。

 

さぁ、やまさきたくとはどんなビジョンを持っているのか?

それは、私には分かりません。

私はやまさきたくとでありながら、この設定したアバターとも呼べる

やまさきたくとではないのですから。

 

なるほど。

アバター遊び、なんですね。

では年齢はこの写真を撮影した当時の、

30歳で固定しておきます。

提案の形は教育的に

ここでいったん教科書に立ち返りましょう。

ブランド・ビジョンには「経済活動のためだけでない利他的な姿勢」が必要なようです。

 

  • 社会貢献の要素がある
  • 環境にやさしい
  • 企業倫理がある
  • このブランドが社会や人々の生活を良くする

 

とりあえず、

「社会貢献の要素がある」

を選択します。

 

社会貢献の要素とは何か?

 

それは教育的であることです。

楽しくないと思っている人がいるのなら、

こうすれば楽しめるんじゃないかなぁ?

と提案できる人になる!

ヤイロチョウ農園のやまさきたくと(30歳)は、

こういうパーソナリティなので、提案の形は教育的ということにしましょう。

教育的とは?

教育的と一概にいっても、一言でこの概念をとらえることは難しいです。

 

私が指す教育的とは、

UUUM所属のプロゲーマーのばまんさんのファンが、

のばまんゲームスに公開された動画のコメント欄に、

記入する意味合いの「教育的」です。

この『ローマ兵100,000人と戦車100,000台で戦わせてみた』の動画のコメント欄にも、

もちろん教育的という文字を見ることができます。

のばまんの魅力

  1. 見た目がカッコいい。
  2. 髪型がオシャレ
  3. 声が聞き取りやすい
  4. 動画編集が上手
  5. 父親に対して敬意をはらっている
  6. インテリジェンスがある
  7. 絵が上手
  8. 英語が堪能
  9. デバッガーの才能が高すぎる
  10. サイコパス

 

私のなかでYoutuberののばまんさんはこういった感じの方です。

のばまんさんのゲーム実況の特徴は、

導入のトークが抜群にうまいことです。

知的な話題をパッとだして説明をする。

そのまま自然な流れでゲーム実況がはじまる。

この技術が非常に高いので、すごいなぁと思います。

 

落ち着いた静かな声で、

英語も喋れて、

父親を尊敬していて、

インテリジェンスがある。

なのにゲームプレイはサイコパス。

 

このギャップが、たまらないんですよね。

 

知的な人がサイコパス。

ではなく、

サイコパスな人が知的。

 

こうなった場合、なぜかオーディエンスは、

「教育的」と感じるようです。

 

『ローマ兵100,000人と戦車100,000台で戦わせてみた』の動画では虐殺や死体の映像が流れますが、

100,000人対100,000人のローマ兵同士の戦闘を俯瞰で見ることができます。

 

これは世界史や日本史の学習に役立たせることができるでしょう。

応仁の乱などを授業で習っても、その規模感はピンときません。

どれくらいの人たちが争っていたのか、ゲームとはいえ映像でとらえることができれば、

学習の定着に貢献できると考えられます。

 

オーディエンスの学習の定着に貢献します

やまさきたくと
やまさきたくと
オーディエンスの学習の定着に貢献していくぜ!

ということで、

紆余曲折ありましたが、

ブランド・ビジョンが決まりました。

これでいいですか?

やまさきたくと
やまさきたくと
いいんだぜ!

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