第1話解説:農家ブランディングに着手した私は、何をすればいいか全く分からないなかで、とりあえずやってみる精神のもと「⑦市場での位置づけ」を、「Fact&Craftsmanship」に定めた。実際のとこ[…]
ヤイロチョウ農園のターゲット・オーディエンス
さぁ、誰にしようかな。
このターゲット絞りは(誰でもいいのかなぁ)
という気持ちになりますよね。
恥ずかしいというか、
申し訳ないというか。
ごめんなさい。
ということで、フリー写真を引っ張ってきて、
そこから想像を膨らませることにしました。
人種は日本人にします。
この人に決めた!
待ち合わせ2時間経っても誰もこないと思ったら明日の予定だったのフリー素材
でも困っている顔をしているのが、なんだか可哀そう。
Photoshopのニューラルフィルターで笑顔をプレゼント。
ヤイロチョウ農園からのサービスだよ。
眉毛が困ったまま笑顔になってしまいました。
待ち合わせ時間から2時間経ったあとで、明日の予定だったことに気が付いた瞬間。
みたいになってしまいました。
すぐ怒る人は苦手なので、怒りのパラメーターを最低まで下げて、
ついでに驚きのメーターもMAXまで下げて、笑顔100%の表情にしました。
「まぁ、ええか」と達観の境地に立ったような面持ちですね。
私は田舎で野菜を育てているので、都会の方にアプローチするのが得策かもしれません。
人口も多いですしね。
こういうことで主人公が決まりました。
名前と年齢を決める
藤原 雅人 32歳
いろいろ決める
身長 | 176cm |
性格 | 信頼できるが、ときおりおっちょこちょい。 切り替えが早く合理的な判断ができるが成功率は中の下。 |
好きなモノ | ワイン、グランピング、クラシックカー |
好きな本 | ハリーポッターシリーズ |
嫌いなモノ | タバコの匂い、犬 |
過去 | 関西大学社会学部卒業 子どものころ犬に右手首を噛まれたことがある。 高校生のころ、海で波にさらわれそうになったことがある。 23歳で結婚。26歳で一児の父となる。 |
家族構成 | 本人・妻・子 |
宗教 | 無宗教(実家の墓は浄土真宗) |
休日の過ごし方 | 散歩・読書・キャンプ |
とりあえずこれくらいにしておきます。
さぁ!
これから何をすればいいのでしょうか?
ここまでは簡単なんですよね。
問題は藤原雅人さんに、どんな物語を売るかなんですよ。
実績のある方法論に基づくと、こういう戦術になるになると思います。
参考動画:商品を売るか、物語を売るか-西野亮廣
悩みにフォーカスして、それを解決する物語なのか、
希望にフォーカスして、夢が叶う物語をプレゼントするのか。
王道は「悩みにフォーカス」なので、こちらにします。
藤原雅人さんに悩みをプレゼント。
東京都:藤原 雅人(32歳・男性)
まったく思い浮かびません。
教科書をみてみましょう。
・この商品はどのような“人”が買うのか?
・このサービスはどのような“人”が利用するのか?
ここで藤原雅人さんの悩みが思い浮かばない理由が分かりました。
ヤイロチョウ農園の方向性がハッキリしていませんでしたね。
ヤイロチョウ農園は「商品」と「サービス」、どれを推していきたいのか。
商品 or サービス
答えを「商品」とするのなら簡単です。
★栽培するお野菜
それ以外に増やす予定は今のところありません。
そして多くの農家の方々が選択するルートでしょう。
しかし私は、
感情と必要性のバランスを取りながら、
深いメッセージをニッチに投げる。
というマインドセットでプレイしているので、
ここはあえて「サービス」を選んでみます。
サービスの定義付け
サービスを選んだので、サービスについて少し勉強してみましょう。
サービス
[名](スル)
①人のために力を尽くすこと。奉仕。「休日は家族に—する」
② 商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。「—のよい店」「アフター—」
③ 商売で、値引きしたり、おまけをつけたりすること。「買ってくだされば—しますよ」
④ 運輸・通信・商業など、物質的財貨を生産する過程以外で機能する労働。用役。役務。
③と④は違う気がします。
②は悪くないですが、現状の先に観光農園などが見えてきそうなのでやめておきます。
新型コロナウイルスが収束するまでは、なかなか難しいサービスだと思います。
残ったのは①です。
これで決まりました。
ヤイロチョウ農園は人のために力を尽くします。
農園が人のために力を尽くす??
これは、難しい!
ぱっと思いついた動画がコチラ。
参考 9:15~
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次回予告
第2・3話解説:私は教科書に従ってターゲット・オーディエンスの絞り込みを行った。ペルソナの名前は藤原雅人。32歳の会社員だ。そして、彼の悩みを勝手に考えることにした。しかし、彼の悩みまでたどり着くことは、でき[…]