【農家ブランディングまでの道】ターゲット・オーディエンスを決めよう!座学編(ep.2)

第1話解説:

農家ブランディングに着手した私は、何をすればいいか全く分からないなかで、

とりあえずやってみる精神のもと「⑦市場での位置づけ」を、

「Fact&Craftsmanship」に定めた。

実際のところ「だからなんなのだ」という感じだ。

これだけ定まったところで、ハッキリしたものが見えるワケではない。

長い道のりになりそうだが、一から順にたどっていくのが良さそうだ。

急がば回れ。まさにその通りである。

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パラメーターメニュー

教科書によると、ブランドを起動させるためには14ものDNAの値を設定しなければならないとあります。

14項目のパラメーターを設定するのは大変です。

ゲームでもメンドクサイくらいですよ。

 

使用する教科書はコチラ↓↓

ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと 

 

■設定値

①ターゲット・オーディエンス

② プロダクト・ベネフィット

③ ブランド属性とブランド価値

④ ブランド・パーソナリティ

⑤ブランド・ビジョン

⑥ブランド・プロポジション

⑦市場での位置付け

Fact&Craftsmanship

⑧ブランド・プロミス

⑨ブランド構造

⑩ブランド・エクスペリエンス

⑪トーン・オブ・ボイス

⑫ブランド名称

⑬ブランド・ストーリー

⑭タグライン


①ターゲット・オーディエンス

教科書にはこうあります。

・ターゲット・オーディエンスを具体的に絞る。

・この商品はどのような“人”が買うのか?

・このサービスはどのような“人”が利用するのか?

・ターゲット層の代表者を具体的に選んでも良い。

これは絞り込み方が難しいやつですね。

ほんわかしているとメッセージが届かず、

具体的過ぎるとピンポイントになりすぎて

「誰じゃこれ」となったりします。

パラメーター設定で抽象レベルと具象レベルのバランスをとる必要があります。

良い情報発信をするためには?

良い情報発信をするためには、ターゲットが明確でなければなりません。

どこにいる誰に届けたいのか、視線の先を定める必要があります。

エイムをどこに置くか決める感じなのでしょう。

(エイム= FPS、TPSゲームにおいて敵に武器の「照準を合わせる」という意味で用いられる。)

ABC構文で絞り込もう

Aだけど 

B

Cな人

これが、ターゲット・オーディエンスを絞り込むに当たって有効な構文らしいです。

(参考動画:新規集客に必須!ターゲットの悩みの絞り方

例文 ねこAの場合

ねこA
ブログやSNSを頑張ってるにゃ。
ねこA
だけど・・・売上げの不安が無くならないし、
ねこA
だから広告の必要性を感じてるんだにゃ。
このような、ねこAに対してメッセージを届けたい場合、
よくあるのが「集客に困っている人」というターゲティングでしょう。
しかし、これではあまりにもボンヤリしています。
これでは突撃!と叫んだ瞬間に、
ぜんいんがてんでバラバラの方向に走り出してしまうでしょう。

ストーリーを変えてみる

ねこAの解像度をもう少しあげるために、

「広告の必要性を感じているねこA」を

「必要性にかられて広告を出してみたねこA」に変えてみます。

そしてもう一度ABC構文にはめ込みます。

ねこA
必要にかられて広告を出してみたんだにゃ。
ねこA
だけど・・・リストが思うように取れないし、
ねこA
どこを改善したらいいか分からないのにゃ。
ストーリーが進んだことで、ねこAの情報量が増えましたね。
そして「リストが思うように進まない」という新しい悩みも出てきました。
この作業を繰り返すことで、多くの人と共有できるターゲット像を磨き上げることができるのでしょう。

感情と必要性のコンビネーション

ターゲットを絞り込むにあたって、ポイントは2つ。

①感情にフォーカスする。

状況ばかりに目を向けないこと。

②必要性にピントを合わせる。

Giveすることを優先する。

 

つまり・・・

感情と必要性のバランスを取りながら、

深いメッセージをニッチに投げる。

 

このマインドセットでプレイしてみます。

 

座学おわり。

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